☆彡 「雪之丞変化2006」観劇 - 3 ☆彡
第一幕 ノ 第三場〜第五場 
ユキヒコの前世は上方から江戸に下ってきた中村菊之丞(門之助さん)一座の女形・中村雪之丞でした。芝居小屋の市村座は大賑わいで、そんな人ごみの中でスリ稼ぎをするむく犬の吉(弘太郎さん)。…物語の中では「むく」としか呼ばれていなかったような…?なんで、人間らしくない名前なんでしょ???
この日、市村座での演目は「将門」で、雪之丞は滝夜叉姫の役。劇中の江戸のお客さんと一緒に観劇するという、ちょっと不思議な体験をしました。雪之丞の滝夜叉姫…つ、つよそぉ(笑)いいのよね?強いんだから、強そうでいいのよねっ!?雪之丞はその美しさで女性の心を鷲掴み。江戸のお客さんたちは、とても自由に、気軽に、「雪さまぁ〜
」って声をかけていて、「どさくさにまぎれて私も声かけちゃおっかなぁ〜♪」なんて思うものの、ぐっと我慢。…羨ましかったな、江戸のお嬢さんたち。私だって歌舞伎座で「段さまぁ〜
」って呼びたいさっ!でも、呼びませんよ。こわいもん。勢いあまって「段ちゃま〜
」なんてしくじった日にゃ、立ち直れませんしね…。
そしてその桟敷席では、雪之丞の運命を握る人々…雪之丞が父を死に追いやった相手と憎み仇討ちの機会を狙って探していた土部三斎(猿弥さん)、その娘で将軍の愛妾の浪路(笑也さん)、同じく雪之丞の仇・海産物問屋の広海屋(欣弥さん)、奥女中のお滝(笑三郎さん)、用心棒の門倉平馬(滝之さん)が、雪之丞の素性も知らずその麗しい姿を見つめているのでした。ここでは、浪路とお滝が、まるで「當世流小栗判官」のお駒とお槙状態(笑)うっとりと雪之丞を見つめる浪路もまた美しくて、私は浪路にうっとりでした。お滝も素敵な奥女中。浪路のことを大切に思ってくれている…と思ったらねぇ;;(詳しくは、あとのお楽しみ・笑)
公演が終わって楽屋に戻った雪之丞と師匠の菊之丞は、桟敷にいた土部三斎と広海屋に気づいていて、仇討ちの時が近づいてきたと話をします。20年前、雪之丞の父は、長崎一と言われる海産物問屋だったが、土部三斎と広海屋、そして長崎屋の罠に嵌められ狂い死にしたのでした。一人息子の雪太郎は菊之丞に引き取られ、雪之丞として舞台に立ちながらこの機会を待っていたのです。
雪之丞の素性をまだ知らない三斎たちは、翌日には城へ帰らなければならない浪路のために、雪之丞を屋敷に呼びます。屋敷に行こうと一大決心をした雪之丞に、菊之丞は「早まってはならぬぞ」と言い聞かせながら小柄を仕込んだ扇を与えるのでありました。
屋敷に招かれれば三斎の注ぐ酒を呑まなければならない。仇の酒を呑むのは、鉛を呑むより辛いことと、悩み苦しむ雪之丞の姿にぐわーっと引き込まれてしまいました。苦悩の顔って、美しいのよねぇ。
女形らしい雪之丞と、素の男らしい雪太郎。ころころとというか、ふらふらと雰囲気が変わるので、「いま、どっち?」と思うことが度々。…春猿さんって、普段こんな感じ?(笑)「え?私にふるの?」by 春ちゃん
さて、この2人の話をこっそり聞いていた女スリのお初(春猿さん)。なんてまぁ、色っぽくて、素敵なスリさん。こんな人にならスられてもいいよねぇ…な訳ないでしょ(笑)そして、この市村座の大賑わいで、大繁盛うはうは状態の相棒むくも、やってきます。ここに現れるのが、なんと、闇太郎。むくがスって来た銭をスっちゃたり、むくの攻撃を片手でちょちょいのちょいとあしらったり、なんかすごい人。そりゃそうです。この人、宇宙人なんですよ。物語中で明かされるのはもう少しあとなんですけれどね。…宇宙人って、魔法使えるんだぁ???
お初に「今の話は誰にも言わないでほしい」と頼む闇太郎。初めは素直にうんと言わないお初ですが、最後には言わないと約束。「本当ですね?」と確かめる闇太郎に、「嘘と蛇は大っ嫌いなのさ!」と…。安心した闇太郎は「これはちょいとお礼に」と言って、壁からぴょんっと消えて行きました。
あとに残ったお初とむく。なにやらお初の袖がごそごそと………出てきちゃいましたよ、お初の大嫌いな、にょろがさ(汗)でも、気絶するお初も、色っぽかったわ。


宇宙飛行士のヒヨコだったユキヒコの自殺の理由としては、しょぼい気もしますが、このお芝居のベースは歌舞伎。歌舞伎お得意の「細かいことは気にしないでいきましょー!」なのです!いいのよ。かっこいいから(笑) 

6月は3度観しちゃいます
生足だよー

ユキヒコさんが…ちょっと微妙なんですけど…、動いているとカッコいいのよね!?

アイスクリームの日